読書ノート - リーダブルコード
リーダブルコードの読書ノートです。
正誤表
討議事項が正誤表に記載されていることがあります。確認してください。
- 入手元: http://www.oreilly.co.jp/books/9784873115658/
ノート
第1章
- 理解しやすさと一言で言っても、読む人のレベルを想定するのが難しいよね。
- 研修とか、教育でフォローして欲しいところ。
- OSS は、ある程度できる人が集まるから、ちょっと違うかも。
- でも、クソいと読んでコミットしようとは思わない。
- 本にも書いてあるけど、読みやすい、読みやすくないは言語には依存しない概念。
- 環境とかはあるかも。コンパイラが扱える変数の長さとか、名前空間とかの制約がある。
- 三項演算子のネストはたまに書きたい衝動にかられる。
- Apple は長い名前が好き。MPMusicPlayerControllerNowPlayingItemDidChangeNotification とか。
第2章
- retval ではないけど、result とか書いちゃう。意味ある変数にかえると、すごい明快になる。
- 再帰関数とかDBの結果とか、すごい result 使っちゃう。
- TextMate の ESC で補完ってどうなのよ。
- そんなことより Excel の補完がうざすぎる。
- イテレーター二文字とか _ms とかは目からうろこ。
- InputStreamReader isr とか良くないと思う。
- StringBuilder を sBuilder, strBuilder とか。
- arg0 はやめような・・・
- 本当にあった怖い話 (newNavigationControllerWrappingViewControllerForDataSourceOfClass) GinkoTempoAppDelegate.m
第3章
- filter() は現実世界でいっぱいある・・・ Java 8 の Streeam API とか、Gradle の FileCollection とか。
- truncate ってあまり馴染みがない: http://eow.alc.co.jp/search?q=truncate
- SQL にはあるみたい。
- Off-by-one エラーなんて名前があったのか。
- start - end はよく見る。
- head - tail
- bool 変数名とメソッドの関係・・・ is○○() で is○○ 返却に違和感。
- size と length 混ざってるのいやだ。
- C++11 で O(1) にするのは揉めたらしい (C++0x標準コンテナのsize()の計算量を規定)。
第4章
- 配列の中身とか、変数と等号の間とかスペース入れて揃えるか?
- C だとやることが多い
- フォーマッターが対応してくれないとちょっと辛い
- 定義と仕様書を突き合わせるときとか
第5章
- 毎回 Javadoc コマンドで怒られる
- TODO や XXX が残ってるとよくないよね
- TODO つけるだけまだましだよ
- XXX ってどういうときにつける?
- FIXME > TODO > XXX (mikan)
- FIXME > XXX > TODO (MrBearing)
- TODO > FIXME (XXX 使わない) (aruga, s-hosoai, intptr-t)
- 全部つかわない (YuichiroSato)
- リーダブルコード的には、XXX > FIXME > TODO > HACK か?
- つまり、事前に認識合わせが必要 だよね
- 基本的には Javadoc を充実させたい。
- 行コメントがあると逆に怖い。コメントが必要なほど注意を要するってことで。
- 例外とかちゃんと書きたい。
以後、代表が書いたプロダクトコードのコードレビュー大会。
第6章
- インラインコメントは是非実践したい。
- インラインコメントできない言語もあるよね。
- アセンブラ
- BASIC
- コミットメッセージにも言えるよね。
- No Ticket, No Commit も大事。
- 1 Issue 1 Branch も。
- Mylyn いいよ~
第7章
- ヨーダ記法社内のレガシーコードにうじゃんこあるわ。
- こんなのもよくある。
if ("hoge".equalsIgnoreCase(hoge)) {
// ...
}
- これ昔流行った。
- Groovy の Safe Navigation Operator (
hoge?.equals
) なんてのもある。知っていれば便利。知らないとなにこれって感じ。
- 状態遷移図をコードに起こすとき goto あると実装がすごい楽だったり・・・。
- メンテを考慮しない自動生成コードならありかも。
- ネストが多いほうがいいケースってないよね。
- switch 文のネストはキモい。
- どっかの偉い先生が return 1 個主義だった。
- 確かに構造化プログラミングの考えに則ると goto に近いが、フローは簡単になるんだからいいよね。
- 3項演算子、覚えたてのころめっちゃ使った。
- どうでもいいけど、新人の若さゆえの過ち集とか作ってみたいかも。
- そういえば、オブジェクト指向を dis ってる偉い先生 (COBOL 使い) もいた。
- ダイクストラ先生は COBOL を大変 dis っている。
ダイクストラ先生「COBOLを使っていると人は無能になってしまう。COBOLの教育は犯罪とみなすべきである。」 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110701/361974/
- 自分は条件式はかならず
x < y
で書いている。 - 数値計算では統一性のためにそのほうが良いこともある。
- 例えば
x > 0 || x < 10
より0 < x || x < 10
のが良かったり。
第8章
- C++ マクロは使うべきか議論しないといけない
- この例 (P107) のようにスコープを最小限にすれば、許容できるかなぁ
- 絶対に使うべきじゃないと言っている人もいる
- 変数定義ならいい
- Scala だと、型安全なマクロがあって、便利
- 要約変数はいいね
- デバッグもはかどる
- 組み込みでは、スタック量とかプログラムサイズが増える
- いやあそれはコンパイラが頑張ってほしい
- 説明変数、増えすぎると辛い
x = a || b || c
は JS ではイディオムとして使う- ただ、自分が書くならコメントつけるかな
- a, b, c 全滅のときとか考えるとちょっと怖い (見落としやすそう)
- オーバーラップ判定、これ参考になる
- int だといいけど、float, double だと怖い (NaN どうするのとか)
第9章
- (フィールドにアクセスしない)「メソッドをできるだけ static にすることだ」というけど、何でもこうするのはちょっとな (意図がわからないときがある)
- return 1 個主義 vs. return できると確定したとこで return
- やっぱ後者だよね
- if 文の中に処理を書いてすっきりするの、いいよね。
- 反対派もいる。if なのに条件判定以外のことをしている。
- set(++i) とかにもいえる。return i++ (i がグローバル) とかもいやだ。
- JS と Python の変数のスコープが拡大されるの、すっごく気持ち悪い。
- REPL 内ではありがたかったりする。
第10章
- SmallTalk 本読んだ人はさすがにいないかな・・・
- Kent Beck 先生はEPやTDDで有名だよね。
- 「10.8 やりすぎ」は、議論が分かれそう。
- 命令的 vs. 宣言的。好みで別れる。
- 「リファクタリング」には、2箇所までは黙認し、3箇所からはリファクタリングとか書いてある。
- クラスレベルで再検討したほうがいい場合も。
- レビューが大事。
- プルリクレビューはやりやすい。
- レビューは責任の所在によってレビューポイントが変わるよね。
- ユーティリティを必要以上に作ることってあります?
- プラットフォーム系とかライブラリアンはやるかも。
- 俺の xorshift 実装が火を噴くぜ!
第11章
- 代表が大学院時代に書いたコードをレビュー。
@Override
protected void update() {
ILandmarkSensor ls = getTargetRobot().getLandmarkSensor();
LandmarkSensorData z = (LandmarkSensorData) ls.getSensorData();
double velocity = getTargetRobot().getCruiseController().getCommandVelocity();
double angularVelocity = getTargetRobot().getCruiseController()
.getCommandAngularVelocity();
List<Particle> tempParticleList_ = Collections
.synchronizedList(new ArrayList<Particle>());
List<Particle> updateParticleList = Collections
.synchronizedList(new ArrayList<Particle>());
// 初回起動時 荷重移動平均初期化
if ((w_fast == null) || (w_slow == null)) {
w_fast = 1.0d;
w_slow = 1.0d;
}
// System.out.println("############# ID :"
// + this.getTargetRobot().getNetworkNode().getID() + "#################");
for (Particle pt_old : this.getParticleList()) {
// 一つ前のステップのパーティクルのクローンを作成
Particle pt = pt_old.clone();
// パーティクルを動作モデルにしたがって移動
pt.getPosition()
.move(velocity, angularVelocity, Localizationer.STEP_RATE);
// パーティクルの重み計算
double weight = calcWeight(z, pt);
pt.setWeight(weight);
// 追加
tempParticleList_.add(pt);
}
// 平均計算
double w_avg = Particle.getWeightAverage(tempParticleList_);
//System.out.println(Particle.getMeanPosition(tempParticleList_));
Particle.nomalize(tempParticleList_);// 各パーティクルのウェイトを正規化
//平均(=mean)を計算して分布の母平均を求める。
this.estimatePosition = Particle.getMeanPosition(tempParticleList_);
// 加重移動平均計算
w_slow = w_slow + getAlphaSlow() * (w_avg - w_slow);
w_fast = w_fast + getAlphaFast() * (w_avg - w_fast);
/* ランダムパーティクル注入量決定 */
double rand_part_rate = 1.0d - (w_fast / w_slow);
int num_rand_part = 0;
int particleListSize = this.getParticleList().size();
printState(w_avg, rand_part_rate);
if (0.0D < rand_part_rate) {
num_rand_part = (int) (rand_part_rate * particleListSize);
// System.out.println("num" + num_rand_part);
for (int i = 0; i < num_rand_part; i++) {
// NFIXME 初期ゆう度調整 →正規化されるため問題なし
updateParticleList.add(createRandomParticle((double) 1.0D
/ (double) particleListSize));
}
}
// System.out.println("Number of Random particle is " + num_rand_part);
// System.out.println("resumple num is " + (particleListSize - num_rand_part));
// 再サンプリング
List<Particle> list = MCLocalizationer.lowVarianceResampling(
tempParticleList_, particleListSize - num_rand_part);
updateParticleList.addAll(list);
this.particleList = updateParticleList;
}
- 入力と出力がぐちゃぐちゃ。入力いっぱいある。
- まずは IN - BODY - OUT 構造にして、ロジックの改善はそっからかな。
getParticleList()
が空のときにゼロ除算してしまうリスクがある。
- みかんが学部時代に書いたコードをレビュー。
https://github.com/mikan/webcam-viewer/blob/master/cgi-bin/mdevents.py
- print は event list を受け取らないといけない。
- 段落コメントをそのまま method にすれば良い。
- 「自分の昔のコードを見て「うわぁ」ってなったら、自分が成長している証だ」by akeboshi(名言が生まれた)
第12章
- 11章で代表が上げたコードをラバーダッキング。
- 関数の分割をすべきだという結論。
- オブジェクト志向設計もっとやったほうが。
- 座標とGUIは分けた方が良い。
- (本題とは外れるが) 防御的でない点が多い。
- 「簡単な言葉で説明する」がなかなかできない。どうやったらできるようになるのか。
- やはり訓練あるのみか。視点・視野を広げたい。
第13章
- 標準ライブラリどこまで使いこなせるか。
- デファクトなのも使っていくかとか。
- 標準以外を使いまくるとセキュリティリスクも。
- UNIX のツールボックスは、賛否ありそう。
- 削除はエンバグが怖い。
- テストがあればいいんだけどね。
- grep した結果を Excel に貼る!
- 使われていないややこしい機能が API にあるとうざい。
- 最も簡単な解決策を考えるのと同時に、抽象化も大事だよね。
- 抽象化しすぎると、追加された意図がわからくなったりすることもあったり。
第14章
- 追加しやすいものを書く、という話だが、rspec だと学習コストが高くてそもそも追加しづらい印象。
- 学習コストと生産性・保守性のトレードオフがある。
- 「ミニ言語」という言葉にはちょっと違和感がある。
- エラーメッセージまで気を配るの大事だね。
- Go に assert がないのは、この辺もちゃんと書かせる意図がある。ミニ言語に対する批判にも言及している。 (FAQ - golang.jp)
第15章
- オーダーやメモリ使用量の感覚大事。
- 最初から最終形みたいなコード書ける人っているのかな。
- 事前知識があれば近いところまでいけるかも。
- 「これどんな意味だと思う?」って聞いてみるの、実践してみたい。
- プルリクレビューとかでやってみたい。
- オンラインでペアプロできる仕組みとかあればやりやすそう。
付録
- このなかでどれぐらい読んだことあるか?
- mikan 3冊
- MrBearing 0冊
-
LagunaPresa 5冊
-
Code Complete 読んでみたい (高い…)
- 柴田芳樹さんがソフトウェア開発の名著を読むという本が執筆していて、これらの書評がある。
解説
- Diff のメールは、今ならチャットが主流だね。
- Diff に加えてまでスタイル揃えるかの話も。
- GitHub の Diff は末尾に
?w=
を入れると空白だけの表示をスキップしてくれる。ただしこのモードのときは行にコメントを入れられなくなる。 - 例: https://github.com/aosn/aosn.github.io/commit/471d00c94205202c8ad5d52890877ef4f0353ce7?w= (有効時)
- https://github.com/aosn/aosn.github.io/commit/471d00c94205202c8ad5d52890877ef4f0353ce7 (デフォルト)